皆さまの温かいご支援のもと、おかげさまで女性臨床鍼灸ならまち月燈は
3周年、4年目を迎えることができました。
開院以来足繫く通ってくださっている患者様はもちろんのこと、
一度でもご縁のあった患者様、
いつも変わらぬ温かい気持ちで施療にあたってくださっている先生方に厚く御礼申し上げます。
開院以来、ただただ一生懸命、無我夢中で走ってきた3年でしたが、
去年は思いもかけないコロナ禍において、これからのことを色々と考えるよい機会となりました。
女性臨床鍼灸ならまち月燈は、地縁も血縁もないここならまちで、
本当に土地に導かれるように、尾垣先生と二人で細々と開院したのですが、
昨年、津田先生、佐藤先生をお迎えして曜日担当として施療していただけるようになり、
定休日なしで患者様をお迎えできるようになりました。
もともと、患者様も施術者も女性のみということを基本として立ち上げた場所ですから、
女子校のような、和気あいあいとした雰囲気でしたが、新しい先生をお迎えしてから、より清々しい温かい氣が常に巡る場となりました。
患者様は、つらいしんどい症状があるからこそ、楽になれる場を探してご来院くださるのですが、
通ううちに、「はじめなんの症状で来たんでしたっけ?」と仰って、大笑いすることもあります。
でも、治ったら終わり・・ではなく、
よりよく生きるために私たちを伴走者として選んでくださる方も多く、
東洋医学が一番大事にする、未病を治す場として機能していることを嬉しく思います。
昨年は特にコロナ禍のもと、
ソーシャルディスタンスということが至上命題としてある中で、
感染予防に最大限注意しながら
生身のおからだに触れるということ自体が、今までにない緊張をもたらすものでした。
ですが緊張状態にあるからこそ、
ストレスを感じ、トラブルになっている
患者様のおこころとおからだをゆるめるには、信頼感、親和感がなにより大事です。
女性同士の連帯のような気持ちで、
患者さんと向かいあえる、寄り添える場であることは、私自身、本当に何度も救われるような思いがいたしました。
不安な世情の中、お通いくださった患者様には、厚く厚く御礼申し上げます。
そして昨年、コロナ禍のおかげで今年は新たにスウェディッシュケアサロンスクールとして、「つきのあかり」を立ち上げることができました。
鍼灸マッサージは症状のある方を治療することを目的としますが
スウェディッシュケアは、難しいことはさておき、緊張状態、戦闘状態にあるこころとからだをひらすらゆるめることが目的です。
「ならまち月燈」にご来院くださっている大好きな患者様方に、「世の中にはこんな気持ちのいい時間、リラックスがあるんだよ」と、体験してほしくてつくったのが「つきのあかり」です。
リラクゼーションは私も大好きで、
よく通っていましたが、担当の方によって技術の差がありすぎることが残念でした。
また、ホテルスパも年に数回ご褒美のつもりで行きますが、豪華な施設はいらないから、高度な技術をもつ施術者に
適正な料金を払いたいといつも思っていました。
「つきのあかり」は、何度もリピートしたくなる最高の施術テクニックをもち、
お客様に触れることが最高に楽しくて、
お客様が自分の施術でこころとからだをゆるめてくださることを最高に嬉しいと思う施術者だけがお迎えする場になるよう、今、3人のスクール生を養成中です。
来年にはもっともっと女性が優しく柔らかくしなやかになっていくお手伝いができる場となっています。
「ならまち月燈」と「つきのあかり」
どの入口からお入りいただいても、
いらしてくださる女性が少しでも肩の荷を下ろしてくださる場になれますように。
閉塞した世の中であっても、
いつも安心して女性がこころとからだをゆるめることができる場として、ささやかだけどあたたかい燈のような存在であり続けられるよう、これからも精進いたしますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。